【7月4日】
山陰沖から梅雨前線が南下し、県北部地方ではこの前線の通過時に雷を伴って強い雨が降った。とくに、日高町の神鍋高原では11時30分から13時30分までの2時間で100mm以上の大雨となり、畑地が川となってスイカ、キャベツ等が流失した。
【7月6日~7日】
日本付近に停滞していた梅雨前線に、九州西方海上を通って朝鮮海峡を北東進した台風8号により、台風の東側に吹く湿った南からの気流が流れ込んで、前線活動が活発になったため、各地で大雨が降った。
県南西部と淡路島で200~300mmの雨が降り、家島町では6日22時から7日2時までの4時間に196mm、津名郡一宮町の郡家では7日1時から4時までの3時間に190mmの記録的な集中豪雨があった。これらの地域では、6月末からの連日の降雨で地盤がゆるみ、河川が増水しているところにこの豪雨が降ったため、大きな水害が発生した。